私が経験した不妊治療について

1祝福された結婚

私が結婚したのは、友人たちの中でもわりとはやいほうで20代前半でした。
10代のころから付き合っていた彼にプロポーズされ、順番をまもった結婚でした。
もともと同棲はしていたので結婚したからといって、生活のリズムはそうかわることもなく友人からも家族からもとても祝福された結婚でした。
もちろん、でき婚ではなかったので私も仕事は続けるかたちで、特にかわりのない幸せな毎日をおくっていました。

2追い越されていく「できたよ連絡」

私が結婚して3,4年たったころからです。
まわりの友人から結婚します連絡が何人かきました。その時は同じ家事の悩みなども話せてうれしいなと素直に思いました。
しかし、結婚連絡から1年たたずにたいていの友人からは「子供できたよ」と連絡がきました。
最初のうちは自分のことのようにうれしかったのですが、だんだんと焦り始める自分がいました。
私たち夫婦も特につくらないわけではなく、自然な流れで簡単にできるものだと思っていたからです。

3はじめての不妊治療

いっこうに子供ができない私たちに義母が言った一言があります。
「本当に子供が産めるのか検査しなさい」この言葉は今でも忘れられません。
悔しかったというか、悲しかったです。
子供が欲しい気持ちももちろんありましたが、そんな心無い言葉を義母に言われるとは思わなかったのです。

4夫婦で乗り越える検査

しかしその義母の言葉もあって、夫婦で不妊治療の病院に通うことになりました。
健全な夫婦が1年たっても子供ができない場合不妊となることを医者に言われました。
そこからは不妊治療のはじまりでした。
20代後半ということもあり若かったのではじめの半年はタイミングで試そうとのことでした。(自分としては焦っていましたが、不妊の中では年齢が若いとのことです)私の排卵日を調べ先生のいうタイミングで夫婦生活をおこなうのがタイミングです。

このタイミング法が案外とつらいものがありました。
なぜなら、旦那が疲れていても、こちらが乗り気でなくてもその日がベストの場合は頑張らないといけません。女性の排卵日は一か月に一度です。
その一度に失敗するとまた一か月、基礎体温をはかったり薬をのんだりしなくてはいけません。
夫婦で何度も話し合っても、その日の体調はその日にならないとわからないのです。

5原因判明

タイミング法がなかなかうまくいかず、それと並行して夫婦二人の精子と卵子の具合も調べました。
その検査でわかったことは、私の旦那の精子では自然妊娠で子供がせきる確率はきわめて低いということでした。この結果を聞いてわたしは内心ホッとしたのを覚えています。
なぜなら、毎回義母に会うたびに嫌味のように言われた「あなたの身体はだいじょうぶなの」発言から解放されるからです。この結果がわかってから旦那ととてもよく話あいました。
子供ができなくても二人で十分幸せだということや、高い治療費を払って授かるかわからない子供にかけること、今までにないくらい深く話し合いました。
そして結果あきらめる選択を選びました。

6不妊治療をしてみて

不妊治療をしてみて、一度はじめるとなかなかゴールがみあたらずやめることができないんだということを知りました。
また、不妊イコール恥ずかしいことというイメージがまだ少し残っているので、誰にも相談できずにクリニックに通っている人が多いなとも思いました。
友人にも相談しにくいということを身をもってしりました。
でも、病院にかよってみて本当にたくさんの人が不妊治療していることも知りました。
どこがゴールなのかは、夫婦で違うと思いますが夫婦二人が納得する結果になるといいなと思います。